保険適用でできる白い歯のブリッジ【2020年4月版】

ブリッジは1本で完結する被せ物に比べて、非常に複雑です。

  • 失った歯は何番目の歯なのか
  • 失った歯は何本なのか、連続しているのか
  • 隣の歯は健康なのか、神経は残っているのか
  • 噛み合わせの力は強いのか、歯ぎしりはないか
  • 金属アレルギーはあるのか

全てのパターンについて説明すると量が多すぎて逆に分かりにくくなると思います。

なので今回は、「失った歯は1本」「周囲の歯は健康」として、失った歯の場所によってどのような見た目のブリッジが保険適用になるのかをご案内しています。

保険のブリッジの種類(見た目)

保険でできるブリッジには、見た目で大きく3種類に分類できます。

全て白い素材でできたブリッジ

表側も裏側も白い素材(強化プラスチック)でできたブリッジです。

本物の歯と比べると少し違和感のある白さですが、白いので目立ちにくいです。
(写真はイメージ図なので実物よりかなり白いです)

表面だけ白い素材のブリッジ

表面を白い素材、内側を金属で作ったブリッジです。
(画像は断面のイメージ図です)

口を開けた時など、上から見ると銀歯の色が見えます。

全て銀歯でできたブリッジ

表面も含め、全て銀歯でできたブリッジです。

見た目は目立ちますが、強度的に優れています。

全て白い素材のブリッジを使えるケース

今の保険のルールでは適用できる歯が1箇所しかなく、さらに条件が追加されます。

保険適用できる部位

第二小臼歯(前から5番目の歯)を失った場合のみ、保険での白いブリッジが入れられる場合があります。

保険適用できる条件

第一に、上下左右の第二大臼歯(前から7番目の歯)が4本とも残っていることが必須条件です。

他にも、噛み合わせの力が強すぎないこと、歯ぎしりや食いしばりがないこと、などの条件があります。

保険適用で使われる素材

白い素材ではありますが、いわゆるセラミックではありません。

レジン(歯科用プラスチック)とセラミックを配合した強化プラスチックでできています。

治療を行うのに認可が必要

2018年よりこのタイプのブリッジが保険適用となりましたが、特定の基準に適合した施設でないと治療が行えません。

当院は適合している施設なので、条件が合えば治療を行えます。

金属アレルギーの場合

歯科用の金属に対して金属アレルギーがある場合は、第一小臼歯~第一大臼歯(前から4~6番目の歯)が対象になります。

ただし、金属アレルギーの診断書が必要です。

また、連続して2本歯を失っている場合には適用できません。

表面だけ白い素材のブリッジを使えるケース

保険適用できる部位

中切歯から第一小臼歯(前から1~4番目までの歯)を失った場合に保険適用になります。

保険適用できる条件

部位以外の条件は特にありません。

金属の裏打ちがある都合、金属アレルギーの患者さんには使用できません。

見た目に関する注意点

下のイラストのように、白い素材が使われているのは表側だけです。 上から見た場合には金属の銀色が見えます。

また、内側が金属のため、年数が経過していくと少しずつ金属イオンが溶け出し、歯ぐきが黒っぽく変色していきます。

これらのデメリットが気になる場合は、セラミックなどの自費治療で解決することができます。

奥歯は基本的に銀歯でできたブリッジになります

白い素材のブリッジを使えるケースを除くと、奥歯は全て銀歯のブリッジになります。

奥歯は噛み合わせの力が強い場所なので、保険では強度的に優れる銀歯しか認められていません。

セラミックなどの自費治療であれば白いブリッジを作ることができます。

保険の白いブリッジの条件が厳しい理由

詰め物や被せ物に比べると、白い歯のブリッジの条件はかなり厳しくなっています。

これはブリッジというものがそもそも「2本の歯(の根)で、3本分の噛み合わせの力を支える」という構造のためです。

保険で使える白い素材は強化プラスチックなので金属に比べると強度的に弱く、噛み合わせの負荷が大きい場所では使えません。

自費を勧めさせていただく場合があります

当院では、保険治療と自費治療は患者さんのご希望に最も沿えるよう提案する方針です。

ですがブリッジに限っては積極的に自費をおすすめする場合があります。

例えば、犬歯(前から3番目の歯)を失って保険でブリッジを作る場合、隣接する3本(手前2本+奧1本か、手前1本+奧2本)の歯を土台にして作る必要があります。 土台にするというのはその歯を削って被せ物をするということです。

保険で作る場合は、例えその3本が健康な歯であっても削らないといけません。
(通常のブリッジの場合は2本なので削る歯が1本増えます)

これは強度的に3本の土台が必要だからなのですが、強度的に優れる自費治療の材料を使うと削る歯を2本に抑えることができます。

このように、審美性や機能性のためではなく、「歯をなるべく残す」という観点から自費をおすすめする場合があります。

保険のブリッジの値段

ブリッジは素材や形態が様々なので、治療費についても複雑です。

以下の値段は、「歯を1本失った」「その両隣の歯を土台にした」「保険で3割負担の場合」としてご案内しています。

それ以外のパターンについては治療の際に個別に説明させてください。

全て白い素材のブリッジ(高強度硬質レジンブリッジ)の値段

型取りから装着まで合わせて約15,000円ほど(税別)になります。

表面が白い素材のブリッジ(レジン前装冠ブリッジ)の値段

型取りから装着まで合わせて約25,000円ほど(税別)になります。

銀歯のブリッジの値段

型取りから装着まで合わせて約16,000円ほど(税別)になります。

【2020年4月】ブリッジに関する保険改定

2020年4月の改定ではブリッジ自体に関する変更はありませんでした。

金属を含むブリッジの場合は、材料費の値上がりで1,000円ほど(3割負担の場合)値上がりしています。

最後に

なるべく分かりやすくご説明したつもりですが、もし分からないところがあればお気軽にご相談ください。

ご相談・ご予約は次のリンクからお願いします。

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